此処はいつ閉鎖してもおかしくない、やる気の無い雑記blogです。


by miya0601

こっちは閲覧者数少ないし…。

まぁ期待してたゲームの感想なんだが……。
ちょっと飛ばすぜ?







いやぁ、時間が経つにつれてリミット振り切れたわ。
mixiの方では色々とあるんで明言は避けたし甘めの感想書いたけど…。
実名こそ伏せるが、内容に関しちゃ…こっちじゃ容赦しねえぜ?
基本は5項目8点、計40点から減点していき、その後私の好みで10点まで加点を加える。
つまり50点満点。
可能な限り他社作品との比較は行わない方針でやっていますが、どうしても書きたい部分があるんで、ごめんなさいちょっと書きます。



○キャラクター:4点
 素材は良い。味付けだって問題ない。組み合わせだって、意外性もあって楽しめた。問題は方向性だ!
 ヒロインキャラを深く掘り下げるイベントが無く、はっきりいって『属性』だけで勝負しているようなもの。逆に言えば、キャラクターが『属性』に引きずられている。ほとんどのキャラは事前に情報が公開されていた部分しか前面に出ておらず、隠し玉扱いのキャラ以外は、発売前に魅力の8割を公開されていた状態。むしろ隠し玉扱いされてたキャラの発売後人気を伸ばすために、こんな展開にしたのかと邪推すらしてしまう。
 終盤になれば、さすがに
「あぁ、根っこはこういうキャラクターなんだな」
と、なんとなく掴めてきたような気はするものの、最後までキャラの魅力を描ききらなかった点は大いに減点。個別エンディングさえ存在していれば、少しは解消できただろうに。

 脇役は活躍しすぎ。むしろキャラの掘り下げはこちらの方がされているぐらい。コミカルな場面でもシリアスな場面でも、こいつらが居なければ話が進まないってぐらい動き回る。脇役好きとしては満足のいく部分だが、約一名とてつもなく可哀相な脇役も存在するので、やはり地雷。
 ただ、多くのレビューサイトで批難されている『居ても居なくても変わらない同級生多数』の扱いは、あれでよいと思う。日常の象徴のような存在がファンタジーに関わった物語に、碌な結果は無い。

 最大の問題点はラスボス。余裕こいてゲームとかぬかしてたくせに、出てきた直後は見事に大物っぽかったくせに、蓋を開けて見れば厨房そのものという駄目っぷり! 部下に踊らされてるだけだわ主人公側の反撃ですぐ逆上するわ、挙句の果てには主人公と直接対決しねえし!
 おまけにコイツ、最後は巨大化した剣でぶった切られて乙とかいう情けない最期を遂げる。仮にその巨大化した剣での攻撃が、避けられないほどの高出力かつ広範囲の必殺攻撃だったとしても、演出上そのように見えない。結果、ラスボスの存在すら弱いものに見えてしまっている。これはキャラクターとしての問題というより、演出上の問題なのかもしれない。ぶっちゃけたところ、コイツにラスボスとしての存在価値は無い!!

この項目の点数はきっと……ヒロインキャラの潜在的魅力のみで出来ている。


○CG・エフェクト:4点
 数が少ない。使い回しが多い。立ち絵に関しては表情や服装の差分は多いものの、細かい部分の差分が存在せず、テキストの描写と符合しない絵が使われている部分ではかえって物足りない。確かに、今回は面倒なデザインが多かったようには思うが…それが言い訳にならないことは、承知しているだろう。
 エフェクトに関しては完璧に二番煎じ。しかも劣化コピー。コピー元は『Fate』かね? 一枚絵のアップや切り取り、剣閃のエフェクトや振動など、どれもこれも『Fate』で見たものばかり! 当然『Fate』をプレイした人には比べられてしまうわけだが、スピード感も迫力も劣っている。後述するシナリオが良ければ、そんなものは些細な事だと言い切れる。しかし……。


○音楽・音声:4点
 ガウ○ィ=ガブ○エフ参上!? まぁ聞き違いかもしれんが。
 ヒロインのセリフにおいてはほぼ及第点。しかし決闘におけるセリフにおいて、どうにも気が抜けてしまうような響きの悪いセリフを言う人も居て、手放しで褒められるほどではない。必殺技の名前ぐらい、気合の入った雄叫びを上げてもらいたかった。
 これは至極個人的な意見になるし、音声の項目に書くことではないのかもしれないが、あえてここで書かせていただこう。あそこまで主人公の個性をつけるのなら、音声を入れても構わないのではないだろうか? 既に主人公=プレイヤーという図式は、スタンダードな型ではなくなっている。クライマックスの盛り上がりにおいて、主人公のセリフだけ音声が無いのはかえって冷めてしまう。

 音楽に関しても、場面の雰囲気を盛り上げる曲は多いものの、耳に残るBGMは少数。無いわけではないのだが…及第点の域を出ることは無かった。


○システム:3点
 プレイに関するシステムは及第点。スキップ速度はそれなりに、バックログはロードした地点から見たバックログが見れる優れもの。セーブロードはそこそこ使い勝手が良いものの、戦闘前のパラメータ調整画面でロードできないのは痛かった。

 Extraに関しても及第点。CG閲覧、場面回想、音楽視聴と最低限は揃っている。しかし最低限しか揃っていない、とも言える。CGについて言及するなら、シナリオ仕様上不可能だったのかもしれないが、キャラごとに別れているわけではないので見づらい。

 目玉となるべきだったカードバトルシステムが致命的。
 決闘を思いっきり前面に押し出す広告してんのに、決着つける部分にカードバトルの結果が関係無いとかどうよ!? 雑魚戦闘はいざ知らず、決闘では勝敗によってルート分岐にすると思って、それすら試したのに!!
 あまつさえ、最後のカードバトルが巨大化した雑魚! 戦隊モノじゃねえんだぞ!!

 目玉が滑ったのが、珠に致命傷。


○シナリオ:2点
 一本道シナリオ大いに結構。決してそれだけで駄目だとは言うまい。しかし今までの作品に存在したシナリオの多彩さ、特に個別シナリオでのキャラの掘り下げと展開の妙が、今作には全く存在しない。
 加えて、展開にも強引な部分が多々見受けられる。死んだとしか思えないテキストを書かれていたキャラが、実は裏で治療を受けていて復活しました、などという男塾展開まで入っている始末。ご都合主義にも程がある…っ!!

 OPからEDまでの尺こそ長めとはいえ、テキスト総量で見れば明らかにボリューム不足。無駄なカードバトルの連発は、それを誤魔化す手段かと思えるほど。もしカードバトルがカットできれば、一日でフルコンプできてしまうだろう。

 選択肢がヒロインとの夜伽イベントを見るためだけの分岐だった上、個別エンディングが存在しないという大暴挙。ヒロインの一人に至っては、他のヒロインを選んだルートでは存在すら明かされないという不遇な扱い。伏線もバレバレなため、プレイヤーの誰もが正体を理解しているのだから、隠す理由が見えてこない。

 演出上の問題もある。各ヒロインの見せ場は中盤以前に集中しており、終盤は便利な道具扱いに。個別で動く場面もあるが、そこは文章のみで描写され、CGの使いまわしすらされない始末。それらヒロインのぞんざいな扱いが、魅力を大きく削っているのも間違いない。魅せ方という点においてはお話にならない。

 1st Chapterと2nd Chapterに分けた理由もわからない。確かにあそこで一度エンディングを流すということで、ユーザーに衝撃を与えることが出来る。しかし、続きが全く同じような流れではせっかくの仕掛けが台無しではないか。一本道部分を1st Chapterとし、個別ルートに入れる部分を2nd Chapterとする、などといった手法は取れなかったのだろうか?

 なんにせよ、不満の残るシナリオだったとしか言いようが無い。今まではあえて書かなかったが、もう面倒くさくなったのでぶちまけてしまおう。メインヒロインいらね。彼以外のヒロインが目当ての人は、絶対に満足できない仕様になっている。


総評:17点(個人評価は+5の加点。22点)
 加点はメイン以外のヒロイン5名が気に入ったので、一人1点で加算。
 買って損したとは悔しくて口にもできん。他のもん買った方が良かったと思わせるのに十分な出来栄えだった。特に『大神』買いそびれてる私としてはもう
「怒り頂点也ぃっ!!」「ゆるさん……っ!!」「もうっ……殺す!!」
とか懐かしき忍者や侍どもの怒りよろしく、それこそ武器破壊まで出来てしまいそうなテンションの上がりっぷり。
 どの項目も、作り手の苦労というものを無視した感想が多いのだろう。しかし過去の作品の完成度から、ユーザー側の期待が高いことは承知していたはず。あまつさえ二ヶ月と一週間の延期を行っているのだ。この出来で満足できるユーザーは少ないだろう。もっとも、当初に設定された発売日に出ていたとしても、満足できたとは思えないが。
 デビュー作、二作目、三作目と、シナリオの良さで好きになったこのメーカー。しかし四作目では、各ヒロインのシナリオ間での根本設定のすり合わせが出来ていなかったようにも思う。五作目たる今作においてこの惨状を迎えた今、このメーカーにシナリオを期待することができなくなっている自分がいる。願わくば、すでに発表されている六作目で名誉を挽回していただきたい。
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by miya0601 | 2006-05-03 12:37 | 愚痴