何がしたいんだろうね、俺?
2006年 07月 18日
○本日のBGM:平野綾 「God knows...」 『涼宮ハルヒの詰合せ』収録
ご存知「涼宮ハルヒの憂鬱」の12話劇中歌。
私もずっぷりハマりました。
曲も良いんですが、作画がハンパなかった。
H師匠の話によるとこの12話、作画スタッフを普段の二倍使ったとか…。
○本日の本:鈴羅木かりん 「ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編Ⅰ」 SQUARE-ENIX
すんませんもうこれでもかってぐらいハマってます。
単行本なのに途中にフルカラーページがあって、そこで思いっきり
「嘘だっ!!」
ですよ!
あぁレナ怖い……。
○本日のゲーム:07th Expansion 「ひぐらしのなく頃に 解」
「ひぐらしのなく頃に」の解答編。
一応自分の考察が出来上がったので解禁してみたんですが…。
いや、もう恥ずかしいぐらい外れまくってるね(; ̄▽ ̄)
これでも一度、冷静になって考察し直したんだけどなぁ…。
はっ!
まさか俺も、冷静なつもりで実はKOOLだったってことなのか!?(マテ)
さて、前回の続き。
つってもまだまだ序盤なわけだけど。
メインキャラすら出揃ってない始末。
……完結なんて何時になるやら。
序章 その島の名は③
「ぁ~、眠かったぜ」
先ほどまで見せられていた映像が退屈だったとばかりに、日に焼けた身体をグッと伸ばす青年。悪ガキそのままの言動は、しかし抗議の言葉によって迎えられる。
「まったく…これから自分達が住む場所の説明だったのよ。それを貴方は…」
艶やかな黒髪が印象的な、理知的な女性。彼女は先ほど船内映写室で行われた『HOURAI説明映像』を真面目に最初から最後まで見ていたようだ。
「どうせそこら中に案内板があるだろう? そのうち覚えるって」
青年は手をヒラヒラとさせ、余裕の表情だ。女性もその意見には賛成だが、感情が収まらず、重箱の隅を突くことにした。
「そうは言ってもね、私達はある程度施設の使用注意とか、避難経路とかを覚えないといけないのよ? なんのために、初日に渡ってきたと思ってるの」
一瞬きょとんとした青年は、次の瞬間さもおかしそうに笑い声を上げた。ひとしきり笑うと、にこやかに言い放つ。
「バカだなぁ。その辺はオマエが覚えてくれてるじゃないか」
「自治会長がそんなんで良いと思ってるのかアンタはっ!!」
ゴスッ
拳が出た。右脇腹に吸い込まれるように打たれた打撃は、威力を真っ直ぐ徹したようだ。いびつなくの字に折れた身体が、その衝撃を物語っている。
「いっつもいっつもいっつもいっつも面倒な部分は私に押し付けて! たまにはアンタも覚えなさいよぉ~!」
青年の襟首をむんずと掴み、ぐぐいと詰め寄る。実に手馴れている。青年は首がいい具合に絞まっているのか、呼吸も出来るし声も出るが、どちらも若干不自由になっているようだ。
「千里……膵臓は、あんまりだ…」
「いつものことでしょ。大して効いてないくせに」
女性はため息一つを残して、掴んでいた手を離した。
「いやぁ、流石に今のは堪えたんだがなぁ」
と、大して堪えていない様子で笑う。青年は如月出雲、女性は手塚千里。碧林学園大学の自治会会長と自治会副会長である。
「まさかとは思うけど、これからの予定もおぼえてないとか?」
「まさか。下船後、北側出口から入った通路の先にある港湾部ロビーに集合、点呼。チェックを通った荷物を受け取ってから、碧林学園のキャンパスに向かう」
持ってきた荷物は、セキュリティチェックを受けることになっている。フェリーに乗る前もチェックを受けているのだが、日本人の大好きな形式というやつである。
「ほんと、必要最低限だけはおぼえてるのね」
出雲は「おうよ」と胸を張り、それを見た千里は再度拳を握るのだった。
ご存知「涼宮ハルヒの憂鬱」の12話劇中歌。
私もずっぷりハマりました。
曲も良いんですが、作画がハンパなかった。
H師匠の話によるとこの12話、作画スタッフを普段の二倍使ったとか…。
○本日の本:鈴羅木かりん 「ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編Ⅰ」 SQUARE-ENIX
すんませんもうこれでもかってぐらいハマってます。
単行本なのに途中にフルカラーページがあって、そこで思いっきり
「嘘だっ!!」
ですよ!
あぁレナ怖い……。
○本日のゲーム:07th Expansion 「ひぐらしのなく頃に 解」
「ひぐらしのなく頃に」の解答編。
一応自分の考察が出来上がったので解禁してみたんですが…。
いや、もう恥ずかしいぐらい外れまくってるね(; ̄▽ ̄)
これでも一度、冷静になって考察し直したんだけどなぁ…。
はっ!
まさか俺も、冷静なつもりで実はKOOLだったってことなのか!?(マテ)
さて、前回の続き。
つってもまだまだ序盤なわけだけど。
メインキャラすら出揃ってない始末。
……完結なんて何時になるやら。
序章 その島の名は③
「ぁ~、眠かったぜ」
先ほどまで見せられていた映像が退屈だったとばかりに、日に焼けた身体をグッと伸ばす青年。悪ガキそのままの言動は、しかし抗議の言葉によって迎えられる。
「まったく…これから自分達が住む場所の説明だったのよ。それを貴方は…」
艶やかな黒髪が印象的な、理知的な女性。彼女は先ほど船内映写室で行われた『HOURAI説明映像』を真面目に最初から最後まで見ていたようだ。
「どうせそこら中に案内板があるだろう? そのうち覚えるって」
青年は手をヒラヒラとさせ、余裕の表情だ。女性もその意見には賛成だが、感情が収まらず、重箱の隅を突くことにした。
「そうは言ってもね、私達はある程度施設の使用注意とか、避難経路とかを覚えないといけないのよ? なんのために、初日に渡ってきたと思ってるの」
一瞬きょとんとした青年は、次の瞬間さもおかしそうに笑い声を上げた。ひとしきり笑うと、にこやかに言い放つ。
「バカだなぁ。その辺はオマエが覚えてくれてるじゃないか」
「自治会長がそんなんで良いと思ってるのかアンタはっ!!」
ゴスッ
拳が出た。右脇腹に吸い込まれるように打たれた打撃は、威力を真っ直ぐ徹したようだ。いびつなくの字に折れた身体が、その衝撃を物語っている。
「いっつもいっつもいっつもいっつも面倒な部分は私に押し付けて! たまにはアンタも覚えなさいよぉ~!」
青年の襟首をむんずと掴み、ぐぐいと詰め寄る。実に手馴れている。青年は首がいい具合に絞まっているのか、呼吸も出来るし声も出るが、どちらも若干不自由になっているようだ。
「千里……膵臓は、あんまりだ…」
「いつものことでしょ。大して効いてないくせに」
女性はため息一つを残して、掴んでいた手を離した。
「いやぁ、流石に今のは堪えたんだがなぁ」
と、大して堪えていない様子で笑う。青年は如月出雲、女性は手塚千里。碧林学園大学の自治会会長と自治会副会長である。
「まさかとは思うけど、これからの予定もおぼえてないとか?」
「まさか。下船後、北側出口から入った通路の先にある港湾部ロビーに集合、点呼。チェックを通った荷物を受け取ってから、碧林学園のキャンパスに向かう」
持ってきた荷物は、セキュリティチェックを受けることになっている。フェリーに乗る前もチェックを受けているのだが、日本人の大好きな形式というやつである。
「ほんと、必要最低限だけはおぼえてるのね」
出雲は「おうよ」と胸を張り、それを見た千里は再度拳を握るのだった。
by miya0601
| 2006-07-18 21:38
| 物語